着付けをするときには下着にも重要な役割があります。

体型に合わせて立体的に仕立てる洋服とは異なり、直線裁ちの着物の場合は、その人それぞれの体型に合わせて小物や下着を用いて補整し、着物にあった体型を作ることが大切になってきます。

着物に合わせた体型に補整することで、さらに着物姿の見栄えが良くなります。

着物を着るときの補整には、タオルや腰板などの小物を使いますが、下着も大切な役割を果たします。着物を着るときの下着とは、直接肌に触れる肌襦袢、裾よけ、腰ひもやだて締め、帯まくら、帯板などの小物類です。

肌襦袢(はだじゅばん)は、直接肌に触れるものですから、通気性や保温性に優れ、洗濯しやすい生地のものを選ぶようにしましょう。

また、洗濯に耐え得る丈夫なものを選ぶことも大切です。さらし木綿が理想ですが、ガーゼ二重で作られたものも冬場は特に着心地がよくおススメです。

身丈は、腰骨あたりの長さのもの、50~55センチ程度が標準です。脇線の裾から8~10センチくらいのスリットのあるものが動きやすく、着付けやすいでしょう。

えり幅は、2~3センチの細衿にし、裾までつけ、袖は半幅に、半そでにします。

裾よけは、「腰巻き」とも呼ばれています。裾の汚れや痛みを保護する大切な役割がありますし、裾さばきも良くなります。

上部の胴紐はさらし木綿を着け、さらに両端に腰紐をつけるとしっかりと締まります。

胴まわりは、上前幅は5センチ、前立てえりにして3つ織りに、そして胴ひとまわり半にし、上で4本のひだをとります。

着物を着付けるときには、このように下着も大切な役割を果たします。